フジロック'20を全力で楽しむ方法|日本を代表する野外フェス

フジロック'20を全力で楽しむ方法|日本を代表する野外フェス

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日本では毎年様々な夏フェスが開催されている。

その中でも日本を代表するフェスといえばやはりこれであろう。

「FUJI ROCK FESTIVAL」

「自然と音楽の共生」をテーマに1997年から富士山麓で始まった「フジロック」。

都会の喧騒から離れ、世界トップの様々なアーティストたちのライブを大自然に囲まれたステージで見ることができる。

第一回目の年から台風の直撃を受け2日目が中止に。その翌年は東京の豊洲で開催し、1999年より現在の新潟県苗場スキー場で開催するようになった。

様々な困難を乗り越え、日本が世界に誇るロック・フェスへと上り詰めたのである。

フジロックで楽しめるのは音楽だけではない。

たくさんの出店があり、世界の美味しいフードを楽しめるのも魅力だ。

またテントを張ってキャンプができたり、子供用のアスレティックもあったりと、老若男女関わらず楽しめる。

まさに「自然と音楽の共生」である。

目次

魅力的な出演アーティスト

フジロックでは世界で活躍するトップアーティスト達が出演している。

2019年出演の「平沢進+会人(EJIN)」のパフォーマンスに多くの人が衝撃を受けたのも記憶に新しい。

独自の世界観でその地位を築き上げてきた「平沢進」。

一見ロックフェスとは無縁そうな、ある意味で「異質」な彼が一体どんなパフォーマンスをするのだろうと、ファンのみならずその場に居合わせた人の多くが思っていたことであろう。

ステージ後方に設置された「テスラコイル」。

舞台中央に設置された「レーザーハープ」。

両脇の「会人」。

そしてそのサウンド。

その全てが圧倒的かつ芸術的に聴衆を魅了していた。

フジロック'20の紹介

2020年の開催についても既に発表が出ている。

開催日時と場所は以下の通り。

2020年8月21日~23日

新潟県湯沢町苗場スキー場

そして気になる出演アーティストも発表されている。

毎年注目のヘッドライナーはこちら。

・The Strokes(ザ・ストロークス)

Tame Impara(テーム・インパラ)

残り1組はまだ発表されていないが、様々な予測が飛び交っている。

TAYLOR SWIFT(テイラー・スイフト)

Rage Against the Machine(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)

FOO FIGHTERS(フー・ファイターズ)

などなど。

いったい誰になるのか非常に楽しみだ。

個人的には「東京事変」あたりがくるととても面白いのだが、、、

その他の出演アーティストはこちら(3/19情報)

Disclosure(ディスクロージャー)

ガイ・ローレンスとハワード・ローレンスの兄弟によって結成された、イングランドサリー出身のダンス・ミュージックデュオ。

2013年の要注目新人として、各音楽メディアのトップ・リストに挙がり、2014年にはフジロック初出演。

2017年に突如活動休止期間に突入するが、翌年からニューシングルを立て続けにリリース。

ニューアルバムにも全世界が注目している。

FKA twigs(FKA ツイッグス)

イギリス南西部グロスタシャー出身のシンガーソングライター。

ロンドンを拠点に活動。

ビルボードから「2014年注目新人」に選出されたほか、イギリスのラジオ局BBCによる、毎年恒例の有望新人紹介レースである「BBC Sound of 2014」にノミネートされた。

自身が制作しプロデュースを手掛けた最新作「MAGDALENE」は、FKA ツイッグス自身の辛い体験や経験によって自信を喪失していた時期に生み出されたという。

Major Lazer(メジャー・レイザー)

アメリカ人DJ、プロデューサー、トラックメーカーとして活躍するディプロの率いるダンスユニットのプロジェクト。

2009年にメジャー・アルバム「Guns Don't Kill People...Lazers Do」。

続く2013年にセカンド・アルバム「Free the Universe」。

2015年にサード・アルバム「Peace Is the Mission」とこれまでに3枚のアルバムをリリースしている。

「パーティーを盛り上げることで、世界をひとつに」を世界中で拡散し続けており、フジロック'17ではホワイトステージのトリを務めている。

Mura Masa(ムラ・マサ)

1996年生まれ。イギリス王室属領・チャンネル諸島の「ガーンジー島」出身のプロデューサー、DJ。

デビューアルバム「Mura Masa」が、2018年第60回グラミー賞の最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞、最優秀レコーディングパッケージ賞の2部門でノミネート。

日本の文化に興味があり、 "ムラマサ"という言葉のクールさに惹かれたという。

フジロックには2016年に出演。

・CORY WONG(コリー・ウォン)

・Floating Points(フローティング・ポインツ)

フローティング・ポインツことサム・シェパード。

生まれはイギリス・マンチェスター。現在はロンドンを拠点に作曲家、プロデューサー、DJとして活動している。

2009年2月に7インチ限定"For You/Radialty"(Elgo records)のリリースでデビューして以降、ダンスミュージック界では欠かせない存在としてその地位を確立した。

最新作「Crush」はエレクトロニックミュージックの歴史に刻まれる傑作となっている。

JACKSON BROWNE(ジャクソン・ブラウン)

RUFUS WAINWRIGHT(ルーファス・ウェインライト)

Tom Misch(トム・ミッシュ)

若干15歳でネットを通し作品を発表し始め、現在はロンドンを拠点に活動中。

クラシックなファンクやソウル、現代のR&B、ヒップホップ、エレックトロニックミュージックを交配させ見事なまでに洗練された楽曲構成。

そしてギターやビートメイク、ヴォーカルまでマルチにこなす圧倒的な才能はたちまち多くのリスナーの注目を集めた。

2018年に「Geography」をリリースし、同年にはサマーソニックにも出演。

・ALTIN GUN(アルティン・ギュン)

・BLACK PUMAS(ブラック・ピューマズ)

・Blackbear(ブラックベアー)

マシュー・タイラー・マストによるソロ・プロジェクト。

高校時代はフロリダを拠点にロック・バンド、ポラロイドのヴォーカルとして活動していた。

その後、学校を中退しR&BアーティストのNE-YOと仕事をするためアトランタへと居を移し、同時にソロ活動をスタートさせた。

2012年に全米2位を記録したジャスティン・ビーバーの「Boyfriend」の共作者としてマイク・ポズナーと共にクレジットされたことで注目を集め、現在までに4枚のアルバムをリリースしている。

・CELESTE(セレステ)

・Clairo(クライロ)

1998年、アメリカ生まれのシンガーソングライター。

Lo-Fiでプロデュースされた「Pretty Girl」(2017年)をYoutubeに投稿したところ、3500万再生を突破し、その知名度を急上昇させた。

2018年にTyler、The CreatorDua Lipaの北米ツアーのオープニングアクトを務め、今年はCoachellaフェスティバルにも出演。

KhalidがClairoの今年のヒット曲「Bags」をカバーしたことが話題になるなど、今大注目のアーティスト。

・COLIN BENDERS(コリンベンダー)

・Derrick May(デリック・メイ)

アメリカ出身のエレクトロニックミュージシャン、DJ。

テクノシーンにおいて、ホアン・アトキンス、ケビン・サンダーソンらと共にデトロイト・テクノ創始者の一人として数えられる。

1980年代後半、デトロイトから世界へ向けて放たれた「Strings Of Life」は、新しい時代の幕開けを告げる名曲であった。

また、斬新で唯一無二のDJプレイは、時代に流されることなく普遍的な輝きを放ち、テクノ・ファンのみならず全てのダンス・ミュージック・ファンから絶大な支持を得ている。

DONAVON FRANKENREITER(ドノヴァン・フランケンレイター)

Emotional Oranges(エモーショナル・オレンジズ)

ロサンゼルスを拠点に活動する男女混合グループ。2017年に本格的に活動を開始した彼らだが、メンバー構成・名前・経歴など一切明かされていない謎めいた存在である。

ファンキーなベース、ブレイク・ビーツを刻むドラム、ジャジーなギターを融合したスタイルが話題となり、元大統領夫人のミシェル・オバマや、人気TV司会者のガイ・フィエリなどの著名人もファンであることを公言した。

2019年5月に待望の1stアルバム「The Juice : Volume 1」をリリース。

アンダーソン・パークとディスクロージャーをミックスしたかのような個性的なレトロ・フーチャー・サウンドと評され、独自の音楽性で多くの音楽ファンを魅了している。

2019年9月に初来日で単独公演を行うなど日本でも注目の存在となっている。

・Fantastic Negrito(ファンタスティック・ネグリート)

アメリカのミュージシャン、イグザヴィア・ディーフレッパレーズによる現在のアーティスト名である。

ファンタスティック・ネグリートという名前は彼の3度目の復活を表している。

文字通り死からの帰還である。

彼の人生に関する物語は、彼の作り出すその音と同じくらい重要である。

ブラック・ルーツ・ミュージックを通じて伝えられる、長く過酷な人生から生まれた歌。

スライド・ギターにドラムにピアノ。

そのサウンドは切迫感に溢れ、死に物狂いでとがっている。

2014年にオークランドの路上で演奏することにより音楽の世界に戻ってきた彼。

2016年にデビュー・フル・レンクス・アルバム「ザ・ラスト・デイズ・オブ・オークランド」をリリースし、2017年に最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム部門でグラミー賞を受賞。

2018年にセカンド・アルバム「プリーズ・ドント・ビー・デッド」をリリースし、2019年に同部門で2度目のグラミー賞を受賞した。

・Fontaines D.C.(フォンテインズ・ディーシー)

アイルランド・ダブリン出身のポストパンク・バンド。

2017年にシングル「Liberty Belle」を自主リリース。

その後「Hurricane Laughter / Winter In the Sun」、「Chequeless Reckless / Boys In The Better Land」をリリースし、2018年に現レーベルParisan Recordsと契約。

2019年にはデビュー・アルバム「Dogrel」をリリースし、リード・シングル「Big」を公開。

このアルバムは各メディアで高い評価を獲得し、UKチャートの9位、アイルランド・チャートの4位を記録。

2019年のマーキュリー・プライズにもノミネートされた。

・FRENTE CUMBIERO(フレンテ・クンビエロ)

・FUTURE ISLANDS(フューチャー・アイランズ)

・Georgia(ジョージア)

ロンドン北西部出身のUKエレクトロ・ポップのシンガーソングライター、マルチプレイヤー。

父親が、1990年代UKテクノ&ハウスのアーティスト、Leftfieldのニール・バーンズであったり、彼女自身バンドのドラムを担当していたり、元女子プロサッカー選手であったりと、とても話題になっている。

1980年代のシンセポップサウンドに強く影響を受けており、まさに80~90年代のハウス・テクノには欠かせない909のドラムサンプルを駆使し、アルバムを通して聞こえるシンセサウンドも全てアナログ機材というこだわりを見せている。

一人ステージに立ち、ドラムパッドを叩きながら歌うライブパフォーマンスは圧巻。

今アメリカやヨーロッパを中心に全世界でその音楽的才能が高く評価されており、グラストンベリーやレーパーバーンといった世界各地の大型音楽フェスなどに出演している。

Gryffin(グリフィン)

・LINDSTRØM

MEN I TRUST(メン・アイ・トラスト)

2014年にドラゴスとジェシーを中心に結成。

翌年2015年から、ソロ・アーティストとしても活動していた紅一点エマをヴォーカルに迎え、新たに3人組としてバンドの活動をスタート。

「Tailwhip」は発表からわずか2ヶ月でSpotifyでの再生回数が200万回を超え、アメリカの人気音楽ブログ「Gorilla vs Bear」では「完璧なポップ・ソング」と評され2017年のNo.1ソングにも選出された。

日本国内でもコーネリアスがインタビューでお気に入りのバンドとして名前を挙げるなど話題を集め、2018年にはRALLYE LABELより日本限定のコンピレーション・アルバム「Tailwhip」をリリース。

2020年のジャパンツアーも大成功を収めている。

METRONOMY(メトロノミー)

・MUSCLE SHOALS SOUL REVUE featuring Willie Hightower, Charles Hodges & Scott Sharrard(マッスル・ショールズ・ソウル・レビュー)

・NEAL FRANCIS(ニール・フランシス)

・ROMY(ロミ)

YUMI ZOUMA(ユミ・ゾウマ)

国内のアーティストで言うと、昨年は復活して間もないELLEGARDENや、銀杏BOYSなども出演しており、今年の残りの出演アーティストの発表も楽しみだ。

タイムテーブル

現段階では発表されていない。

発表のタイミングについては、およそ開催日の20日前に出ることが多く、ここ数年は7月頭頃の発表になっている。

しかし今年は開催月が例年より1ヶ月遅い8月のため、いつあ発表になるのか断定はできない。

ベストな服装

フジロックでは動きやすい服装が基本だ。

一番多く見られる服装は、Tシャツと短パン

また天候も変わりやすく、夜には気温が下がるため上着も必須だ。

そしてフジロックでは雨対策が必須。

山の天気は非常に変わりやすいため、雨具は必ず持っていくべきだ。

着脱しやすいポンチョなどはリュックまで覆ってくれるので非常に便利。

雨に強いレインスーツも良いだろう。

そしてもう一つ大事なのがシューズ。

2017年には一番足場のゴツゴツしていた、グリーンステージからホワイトステージの道のりが舗装されかなり歩きやすくなった。

しかしフェス初心者やたくさん歩く人はトレッキングシューズなどのしっかりとした靴がオススメ。

動きやすさで言えばサンダルが良さそうだが、フジロックは移動量も多く、小石や砂利が転がっており、非常に滑りやすい場所も多いため注意が必要。

雨が降ると水かさが増すところもあるので折りたたみの長靴なんかも良い。

必要なものは?/持ち込み禁止物

必ず持っていくもの

・入場券、駐車券、テント券(テント泊の場合)

・現金

・スマホ、ケータイ

・免許証、保険証

・旅券(遠方から行く人)

・充電器

・タオル、ハンカチ、ティッシュ

・雨具、防寒具

・常備薬、絆創膏

宿泊予定の人は下記のような物も必要となるだろう。

・着替え

・替えのタオル

・洗顔セット、バス用品

・歯ブラシ

・メガネ、コンタクト用品

・メイクセット、メイク落としシート

着替えやタオルは雨のことを考慮して少し多めに持っていった方が良いだろう。

またテント泊を予定する人は、

・テント

・グラウンドシート

・ハンマー

・LEDランタン

・寝袋、寝袋ネット

・キャリーカート、アウトドアワゴン

・テントの鍵

自分のテントが分からなくならないように目印にできる物も用意しておくといいだろう。

持って行っておくと便利な物も紹介しておく。

・折りたたみテーブル

・枕

・滑り止めシート

・ブランケット

・レジャーシート

・ハンキングチェーン

・ハンガー

・洗濯バサミ

・耳栓

・クーラーボックス

会場内持ち込み禁止物も把握しておこう。

組み立て式アウトドアチェア

(折りたたみ式であっても畳まずに持ち歩くのは禁止)

多くのスペースを占有するシートや設置物、視界を遮る設置物

(利用人数に見合わないスペースを要する敷物、パラソルなど)

持ち帰らないシート、椅子、テント、キャンプ備品等ゴミになる物

録音機器

ビン、缶類(クーラーボックスに入れての持ち込みも不可)

花火等の火薬類

動物(ペット全般)

その他法律で禁止されている物、危険物は持ち込み禁止。

あまりに酷い人は退場になるので注意。

フジロック運営のYoutube配信

フジロックには公式のYoutubeチャンネルがある。

GREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの4つのステージで行われるアーティストのパフォーマンスの一部や、インタビュー動画などが配信される。

2019年の動画が上がっているので、このチャンネルを見て当日を迎えると倍楽しめるだろう。

ちなみにフジロック’20の第一弾ラインナップの動画も上がっているので気になる方は是非。

フジロック公式チャンネル

チケット

今年のフジロックのチケットは1次~3次先行販売と一般販売がある。

またその他のチケットとしては下記の2種類がある。

  • キャンプサイト券 ¥4000(1名/開催期間中有効)
  • ムーンキャラバンチケット

公式駐車場の駐車券について

車で行き駐車場を利用する場合は、

  • 通常の駐車場
  • キャンプサイト

の2つの利用方法がある。

それぞれの駐車場で専用のチケットを購入する必要があり、入場チケットと合わせて購入する。

また駐車場チケット購入は2名以上の入場チケットの購入が必須で、当日は2名以上で乗り合わせる必要がある。

開催当日に駐車場チケットが販売されることはないので注意。

  • ¥4000(1日/1台)

まとめ

今年で24回目を迎える「フジロック」。

日本が世界に誇るこのロックフェスには、世界中のたくさんの人々の想いや情熱が込められている。

様々なバックボーンを持つ、多くのアーティストたちがその意志に賛同し、この苗場スキー場に集まってくる。

過去の辛い経験を乗り越え、「自然と音楽の共生」のテーマを胸に、2020年も新たな歴史が刻まれることであろう。

まだ行ったことのない人は、その非日常感あふれる空間を是非満喫してほしい。

マナーを守り、安全に楽しめるようにしっかり準備をして8月を迎えよう。

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ギター弾きのwebライター。音楽、スポーツ、ライフスタイルなどを中心に記事を執筆中。普段はバンド活動中。飲食歴9年。かわいい動物に目がない。まじめに自由に生きたい人。
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