
チケットを買いたいとき:購入手数料比較と注意点
チケットを購入する際には、
- チケット販売サイトで購入する
- チケット転売サイトで購入する
の2パターンがあります。
この辺りの構造に関しては、「【3分でわかる】チケットWebサービスの分類について」が詳しいです。
転売サイトでの購入は高値掴みや入場拒否などに注意が必要ですが、完売したチケットが購入出来たり、定価以下で購入出来ることがあるなど、メリット面もあります。
今回は、この2パターンの購入手数料をそれぞれ解説していきます。
目次
チケット販売サイト(1次流通)で購入する場合
e+(イープラス)、ローソンチケット(ローチケ)、チケットぴあ(ぴあ)、LINEチケット、楽天チケット、Yahoo!チケット(ヤフチケ)、セブンチケット等のチケット販売サイトでは、購入手数料がいくつかで構成されており、一概に判断出来ない点がややこしいです。
ここではその構成を分解して説明していきます。
チケット販売サイトの手数料の構成
手数料構成は主に4つ
チケット販売サイトでチケットを購入の際に発生する手数料の種類は主に下記の4つです。
- 先行サービス料/特別販売利用料
- システム手数料
- 決済手数料
- 発券手数料
1. 先行サービス料/特別販売利用料
結構落とし穴なのですが、チケット販売サイトでは、
- 抽選販売
- 先行先着販売
- 一般販売
のような販売の区分があって、前の2つには、「先行サービス料/特別販売利用料」が掛かってきます。
一律で決まっておらず、0-1,000円位で、チケット毎に決まっているのでこの業界における1番大きな落とし穴ですね。
2. システム手数料
チケットを購入する際に、一律で掛かってくる手数料で一般的には220円(税込)です。
なぜか、LINEチケットだけは330円(税込)で高く、セブンチケットは110円(税込)で安いです。イープラスはスマチケ(電子チケット)の場合、システム手数料が無料になるケースがあります。
ただ、LINEチケットは発券手数料(110円ー220円)を無料にしているので、この部分を含めているとも考えられる。
ヤフチケは、全てケースバイケースという分かりづらい構成です。
3. 決済手数料
これは決済手段によって変わるのですが、
- クレカ決済 : 無料
- コンビニ決済 : 220円(税込)
だと理解しておけば大丈夫です。これは各社一律で変わりません。
4. 発券手数料
これは発券手段で変わります。
- コンビニ発券 : 110円(税込)
- 電子チケット発券 : 無料/110円(税込)・220円(税込)
で、電子チケット発券の手数料が各社不透明なのが難しいところです。
尚、セブンチケットは発券手数料が無料(!!!)です。LINEチケットは電子チケットのみですが、基本的に無料です。
他のチケット販売サイトでは電子チケット発券が出来ない場合があります。
ヤフチケは、コンビニ発券に付随して、(コンビニ発券)システム手数料が220円(税込)が掛かる、やっぱり謎な構成です。
チケット販売サイト各社の手数料のまとめ
セブンチケットは、システム手数料が110円(税込)しか掛からず、他の手数料が発生しないので、実は1番お得です。
もう1つのケースはイープラスのスマチケ対応・手数料が無料なパターンだとこれもかなり安いです。
他は、チケット毎にケースバイケースなので、一概にどこのサイトが安いとは言えません。
都度都度確認というのは中々手間ですね。
コンビニ支払・発券
2020年時点では、電子チケットに対応していない公演も多く、コンビニ発券の方が主流となっています。
各サイトで支払い・発券が出来るコンビニに差があるのでここでまとめておきます。
基本的には、セブンイレブンかファミリーマートに行けば大体大丈夫だよね、という話になります。
コンビニ支払い
意外にも全てのコンビニに対応しているのはぴあとヤフチケ。楽天チケットは過去にローソンとの業務提携解消の際に揉めたのか、ローソンに対応していません。
コンビニ発券
ローチケ、セブンチケットは自社店舗でしか発券出来ません。LINEチケットは紙チケットが無く、100%電子チケットです。
他は、基本的にはセブンかファミマで発券出来ます。
チケット転売サイト(2次流通)で購入する場合
チケットストリート、チケット流通センター、チケットジャム等のチケット転売サイトでも手数料の構成が違います。
チケットの取引に際して、購入側に発生する手数料について説明します。
チケット転売サイトの手数料の構成
手数料構成は主に3つ
チケット転売サイトでチケットを購入の際に発生する手数料の種類は主に下記の3つです。
- 取引手数料
- 決済システム利用料
- あんしん発送/保障手数料
1. 取引手数料
チケットの総額に対して料率で掛かってくるものと、定額で発生するサイトがあります。
2. 決済システム利用料
こちらも購入代金に対して料率で掛かるもの、定額で発生するもの、掛からないもの、の3種類があります。
3. あんしん発送/保障手数料
こちらは、主にオプションで選択できるものです。
あんしん発送は、チケットの売り手に自分の住所を伝えずに購入が出来るサービスです。
あんしん保障は、チケットを購入した後に、
- 入場できなかった
- イベントが開催されなかった といった際に、代金が保障されるサービスです。
チケット転売サイトの手数料シュミレーション
チケスト | チケ流 | チケジャム | |
---|---|---|---|
5,001円の場合 | 550円 | 440円 | 430円 |
10,001円の場合 | 800円 | 770円 | 860円 |
30,001円の場合 | 1,800円 | 990円 | 2,580円 |
チケット転売サイト各社の手数料のまとめ
- 5,100円以下であれば1番手数料が安いのはチケジャム
- それ以上の場合は、チケ流が最も手数料が安い
- 特に、20,0000円を超えてくると、手数料の差が2倍以上変わってくるので要注意
ということになります。
チケット転売サイトへのリクエスト
チケフェスで検索しても、希望チケットが見つからない場合、各サイトでまだ希望のチケットが出品されていない可能性が高いです。
その際には、
からリクエストが可能です。チケ流はリクエストを受け付けていません。
また、高額チケットを購入する際には、法律とサイトの本人確認の状況も合わせてご確認下さい。場合によっては転売のチケットでは入場が出来ないこともありますので、購入前に公式HPでの説明を確認することをオススメします。
詐欺被害も少なくないですので、購入の際にはお気をつけて。