viagogoとは?|特徴・メリット・デメリット・口コミ・使い方について

viagogoとは?|特徴・メリット・デメリット・口コミ・使い方について

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viagogoのメイン画面

viagogo(ビアゴーゴー)はスポーツ、音楽、エンターテイメントのチケットを取り扱う世界最大規模のオンラインプラットフォームである。

2006年にStubHub(スタブハブ)の共同設立者であるEric Baker(エリック・ベイカー)によってイギリス・ロンドンで設立された。

2019年11月25日には、e-Bayから40億5千万ドル(約4400億円)でStubHubを買収し、子会社化した。

利用者は、世界中で開催される様々なイベントチケットの購入および販売を行うことができる。

また、イベント主催者による公式チケットの販売も行われている。

目次

viagogoの特徴

viagogoはチケットの購入を希望するユーザーと、販売を希望するユーザーを結びつけるサービスを提供している。

実際の売買取引は購入者と出品者の間で行われ、viagogoは基本的にチケットに関する権限を持たない。

海外の一部のスポーツ・エンターテイメント企業とオフィシャルパートナーシップを締結し、公式チケットの販売も行っている。

全ての取引にはviagogoの保証が適用され、万が一、購入したチケットがイベントまでに届けられない場合、代替チケットの手配もしくは購入費用の返金が保証されている。

また、チケットの出品者は、購入者が無事にイベントに参加できたことを条件として売上を受け取ることができるため、偽造チケット等を用いた詐欺行為が行われるリスクは低いと言える。

Webサイトは12カ国語と49種類の通貨に対応(2020年4月現在)しており、もちろん日本語での表示と日本円での決済も可能だ。

オフィシャルパートナーの一例

サッカーチーム

  • マンチェスター・シティ(イングランド・プレミアリーグ)
  • ニューカッスル・ユナイテッド(イングランド・プレミアリーグ)
  • パリ・サンジェルマン(フランス・リーガアン)

スポーツイベント

  • WTAツアーファイナル(女子テニス)
  • 香港セブンス(7人制ラグビー)

ライブイベント

  • トゥモローランド・ブラジル
  • ウルトラ・バリ

viagogoのメリット

購入者側のメリット

  • 定価より安い価格で購入できることがある
  • 既に完売しているチケットを購入できることがある
  • 保証制度によって安全に取引を行うことができる

出品者側のメリット

  • 定価より高い価格で販売できることがある
  • 売りたいチケットを世界中のユーザーに対して出品できる
  • 価格交渉が無いため自分の設定金額で売ることができる
  • 一度売れたチケットはキャンセルされることがない

viagogoのデメリット

購入者側のデメリット

  • 定価より高い価格で販売されているケースがある
  • 購入チケットの掲載価格に加えて、予約料・配送料・手数料・税金がかかる
  • 取引相手との間で配送トラブルが起こる可能性がある

出品者側のデメリット

  • 取引成立後、サービス料が売上より差し引かれる
  • 売上の受け取りがイベント終了後5~8日後になる
  • 期日までに購入者にチケット届けられなかった場合、代替チケット手配手数料およびその他の手数料を請求される可能性がある

viagogoの使い方

新規会員登録/ログインの流れ

新規会員登録

  1. トップページ上部の「ログイン」を選択
  2. 左側「初めての方」欄より「新規登録」を選択
  3. 新規会員登録画面にて氏名・Eメールアドレス・パスワード・電話番号を入力
viagogo新規会員登録手順1

ログイン

  1. トップページ上部の「ログイン」を選択
  2. 右側「すでに登録されている方」欄より「ログイン」を選択
  3. ログイン画面にて登録済みのEメールアドレス・パスワードを入力
viagogoログイン手順2

Facebookアカウントを利用(新規登録は不要)

  1. トップページ上部の「ログイン」を選択
  2. 「Facebookでログイン」を選択
  3. FacebookアカウントのEメールアドレス・パスワードを入力
viagogo facebookアカウントを利用画面

使い方(購入者編)

購入の仕方

  1. トップページから参加したいイベントを、検索エンジンを使用して検索
  2. 手順に従い、購入枚数・座席のセクション・配送方法・支払い方法を選択
  3. 支払いに必要な情報(カード情報、請求先住所、銀行口座情報等)を入力し、「次へ」をクリック
  4. 注文内容の最終確認を行い購入を確定

支払い方法

下記支払い方法に対応しているが、可能な支払い方法は国・チケットによって異なる。

  • デビットカード決済
  • Paypal決済
  • 銀行口座振替

返品・交換

基本的に購入完了後のキャンセル及び内容変更はできない。

例外として、イベントが中止になった場合は、viagogoよりチケット返却が依頼され、購入金額が返金される。

尚、イベントが延期になった場合は、変更後の日程で利用できるケースが多いため基本的には返金されない。また、viagogoより変更内容に関するEメールが送信される。

使い方(出品者編)

出品の仕方

  1. トップページ右上の「チケットを売る」を選択
  2. チケットを売りたいイベントを検索(イベントが見つからない場合はこちらのページからviagogoに連絡)
  3. 手順に従い、チケットの詳細・個人情報・支払い方法を入力
  4. 掲載内容を確認の上、掲載を承認

チケットの発送・アップロード方法

販売するチケットが手元に届き次第、下記の方法で紙チケットの発送またはEチケットのPDFファイルアップロードを実施する。

  • 紙チケットの発送
  1. ログイン後、トップページ上部の「マイアカウント」から「販売履歴」を選択
  2. 発送対象のチケットの「集荷の予約」ボタンをクリック
  3. 手順に従い発送用ラベルを印刷し、日時と住所を選択して集荷を予約 \ (チケットは自宅または勤務先住所から集荷可能)
  4. 集荷当日、チケットを配送業者に渡す
  • Eチケットのアップロード
  1. ログイン後、トップページ上部の「マイアカウント」から「販売履歴」を選択
  2. アップロード対象のチケットの「Eチケットをアップロードする」ボタンをクリックし、手順に従いPDFファイルのアップロードを実施

出品可能なチケット

チケットの種類は、紙チケット・eチケット等、どのような形態でも販売可能だが、国内イベントの場合下記の条件を満たす必要がある。

  • 招待券等、無料で配布されたチケット
  • 転売を禁止する旨の記載がないチケット
  • 販売時に購入者または入場資格者の確認が行われていないチケット
  • 日時の指定のないチケットなど

出品できないチケット

上記出品できるチケットの条件から外れているチケットは出品できない。

また、日本国内ではでチケット転売に対する規制が厳しくなっているため、以下注意点に気をつけて出品を行う必要がある。

出品時の注意点

2019年6月14日、国内で開催されるイベントを対象としてチケット不正転売禁止法が施行された。この法律は、以下の条件を満たすチケットを正規の販売価格を超える価格で販売することを禁止している。

  • イベント主催者に同意なく有償譲渡を禁止する旨が販売時およびチケット自体に記載されていること
  • 開催日時・場所・座席・入場資格者が指定されたものであること
  • 販売時に入場資格者や購入者の氏名・連絡先が確認され、それがチケットの券面等に明記されているもの

違反した場合は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科されるため、上記の条件を満たすチケットの販売には、イベント主催者の同意を得た正式なリセールサイトを利用するのが懸命と言える。

viagogoのクチコミまとめ

  • シンガポールのF1のチケットをviagogoで購入しました。F1チケットは公式ホームページより安く購入できましたし、チケットが届いたのはイベント開催日の1週間前に届きました。

  • 他にもチケット売買サイトは多々ありますが、お金をやり取りする際のセキュリティがちゃんとしていて、日本のクレジットカードを利用することができます。viagogoほど安心してチケットを購入できるところはありません。

  • 購入したチケットでは、入場できませんでした。購入者本人しか入場ができず身分証明書が必要でした。

  • 4枚22000円と高額だったけど、指定席付きだと思わせるような内容だったので購入したら、1枚たった1500円のチケットでした。

会社概要

  • 社名:viagogo Entertainment Inc
  • CEO:Eric Baker
  • 住所:Rue du Commerce 4, 1204, Genève, Switzerland (1204 スイス、ジュネーブ Rue du Commerce 4)
  • 問合せ先:カスタマーサポートページ

まとめ

viagogoは、子会社であるStubHubと並ぶ世界最大規模のチケット売買プラットフォームであり、世界中の何百万人ものユーザーとあらゆるイベントのチケット売買を行うことができる便利なサービスだ。

購入者のクチコミのなかには、「定価より安く購入できた」、「完売済の入手困難なチケットを手に入れられた」といった前向きな内容のものもあれば、「高額すぎる」といった不満や配送トラブルを報告する内容のものも少なからず見受けられる。

取扱うチケットごとに出品者が異なるため、サイトの評判がユーザーによって異なるのは当然だろう。

viagogoを有効に活用するためには、サービスの特性を十分に理解し、他社サイトと上手く使い分ける必要がある

購入に不安があれば、viagogoのオフィシャルパートナー企業のイベントや、配送トラブルの少ない国内イベントに限定して利用することで、リスクを回避しやすくなるだろう。

また、購入する前に提示された購入価格が適正かどうか、定価及び他社のチケットサイトと比較して確認しておきたい。

一方、出品者としてviagogoを利用するのであれば、特に海外イベントのチケットはviagogoでの出品に適していると言えるだろう。

viagogoでの出品は、メルカリ等の国内向けツールに比べて海外イベントチケットの購入希望者の目にとまりやすい。

また、海外イベントのチケットは国内に比べて規制が少なく販売しやすい傾向がある。

更に出品対象がEチケットであればチケットの物理的な配送が不要になり確実に購入者に届けることができるので、取引がより簡単になるだろう。

最後に、購入者または出品者いずれの立場として利用する場合にも、定められたルールの範囲内で取引を行うことを心がけたい。

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チケフェス編集部です。チケットサイトの使い方、業界情報、関連ニュース、最新情報なども発信していきます。 Twitterは @ticketfes です。中の人の趣味が偏っており、時折、メロコアやジャズロックについての記事も書いています。
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