チケジャム (ticketjam) とは|アプリが使いやすい

チケジャム (ticketjam) とは|アプリが使いやすい

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チケジャムとは

2018年8月に開始した、チケット二次流通サービス。Web版「チケジャム [ticketjam] 」、iOSアプリ版、Androidアプリ版がある。いわゆる、チケット売買サイト、チケット転売サイトとも呼ばれるWebサービス。チケットストリートチケット流通センターが競合に当たる。この2社と比較すると、運営年数が浅く、この手のサービスの中では新興勢力という位置付けになる。運営会社は株式会社チケットジャム。

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チケジャムの使い方

メルカリなどと違い、手数料の構成がやや複雑だが、それ以外の点では他のサービスとほぼ同様の機能があり、中古チケットの出品・購入が出来るようになっている。チケジャムは使ってみるとかなりUIに力を入れており、極力ユーザーの手間を減らすような配慮がされている。

受け渡し方法は、電子チケット、コンビニ発券、手渡し、郵送などが可能になっている。

まずは手数料から説明していく。

手数料

手数料の部分では、トータルで言えば最安値だったが、料金改定によって、チケストよりは高い、チケ流よりは安いという位置づけになった。

チケジャム・売り手の手数料

振込手数料 ¥380(税込)/件
販売手数料 5.50%(税込)

※振込手数料+2% (税込)で1営業日以内に振込手続きをして貰える「エクスプレス出金」という独自の制度もある

※2020年11月から『Amazonギフト券で出金』機能を使うと無料で引き出しも可能になった。

手数料改定について

2020年9月10日から手数料を改定

チケット販売時の手数料が「チケット価格の5.0%(税別)」に。

参考:チケットを譲渡したいとき:販売手数料の比較と注意点

チケジャム・買い手の手数料

取引手数料 5.50%(税込)
決済手数料 3.96%(税込)

参考:チケットを買いたいとき:購入手数料比較と注意点

あんしん補償プレミアム

サービスという点では、あんしん補償プレミアムという別料金が発生サービスがあり、購入したチケットのイベントが開催されなかった場合のチケット代が返金されるものがある。

適用条件は、

  • チケット券面が出品時に記載の条件と明らかに異なっている場合
  • 入場ができなかった場合 (紙チケットの場合のみ)

となっており、該当する場合には、チケット代金(1枚あたり最大5万円)・決済システム利用料・取引手数料の合計額が返金される。

料金は、チケット代金が10,000円以下の場合には、一律1,080円。それ以上の場合には、チケット代金の10.8%となっている。

補償の上限は、チケット1枚につき50,000円までで、最大4枚までとなる。

ただし実際に返金される為には、

  1. 公演日翌日23:59までに連絡
  2. 請求書類・本人確認書類・チケット原本等の送付
  3. チケットジャム事務局にて審査完了後、返金

という条件があり、特に公演日翌日までの連絡と、必要書類を事前に揃えていく必要がある点に注意が必要だ。

参考:あんしん発送保障手数料

その他の機能

アカウント機能

チケットフリマサービスは、他のフリマサービスと違い、ユーザーをレビューする機能が無いのが一般的になっている。

(ITサービス的に言えば、外からユーザーのマイページというものも存在しない)

唯一、チケジャムだけが、いわゆる"マイページ・ユーザーアカウント"という概念を持っており、レビュー機能と特定のユーザーをブロックする機能を実装している。

※ ただし、Helpには記載があるが、実際に試してみた所動かなかった。 (2019年12月時点)

他に、自身のニックネームやアバターを設定出来る。

これは現時点では大きく活用されていないが、将来的に何らかの新機能を追加を想定している可能性がある。

キャンセル料

尚、出品側の取引キャンセルの場合には、20%(税込)(10,000円以下の場合は一律2,000円)のキャンセル料が掛かるので注意が必要だ。

購入側はキャンセルは出来ない。

会員登録

会員登録・ログインまでは各種SNSアカウントから簡単に出来るようになっている。

通常のサービスでは当たり前だが、基本的にメールアドレス・パスワードでのログインとなるチケット系のサービスでは珍しいと言える。

対応してるSNSアカウントは下記になる。

  • Twitter
  • Facebook
  • Yahoo! Japan ID
  • Spotify

買い方

メルカリなどのフリマアプリと同じようなものだと考えて貰えれば問題ない。

買い方の流れは次のようになる。

  1. チケットを検索する
  2. 出品されているチケットから値段、枚数、席番などでチケットを選ぶ
  3. 「即決」が指定されているチケットであれば落札となり、支払い画面へ進む(支払いは一旦運営へ)
    • されていないものは、落札申請がメールで送られ、出品者からの承認を待って支払いへ
  4. 支払いが終わったらチケットのやり取りになり、下記のようなケースがある
    1. 紙チケット/発券済 : 郵送での受取
    2. 紙チケット/未発券 : 発券番号の受取後、自身でコンビニでの発券
    3. 電子チケット : プラットフォーム次第で対応が違う
  5. チケットを受け取ったら、取引相手に評価をつけて終了となる

逆にメルカリなどのフリマアプリと違う点は、

  • 取り置きが出来ない
  • 値段・値引き交渉が出来ない
  • 「即決」指定が無い場合、即取引開始にならない

などが挙げられる。

決済方法

購入時の決済は、下記のようにクレジットカード・コンビニ・アップルペイに対応している。

  1. クレジットカード払い
    • Visa
    • Mastercard
    • American Express
  2. コンビニ払い
    • ローソン
    • ミニストップ
    • ファミリーマート
    • セイコーマート
  3. Apple Pay払い

決済が成立した後は、サービス内でメッセージのやり取りが行え、受け渡し終了後に評価をお互いにつける形になっており、これは他のメルカリを始めとしたフリマアプリと同様である。

トラブルがあった際には、まずは運営に問い合わせるといいだろう。

リクエスト

欲しいイベント・公演のチケットが無かった場合には、リクエストを出すことが可能。チケットをリクエストするのページ(要ログイン)から送る事が出来る。

基本的には、アーティストやイベント情報は登録されており、選択していくだけでリクエストが出来る。

検索して該当するものが無い場合には、公演登録依頼からアーティスト、イベント情報を別途登録する必要がある。

売り方(出品の仕方)

アーティストや公演を選択していくだけで簡単に出品まで出来る。検索しても該当するものが無い場合には、公演登録依頼から新規登録をする。

注意点としては、

  • 手元にチケット情報を用意する(現物がある場合には紙チケット・それ以外の場合はメールなど)
  • 値段設定は、他のチケットの出品価格、チケット代+手数料を計算して設定する
    • 手数料は、購入の際に発生したシステム手数料等もあるので要確認
    • 前述のようにチケジャム自体でも手数料が発生する
  • 特定興行入場券など入場拒否リスクがあるチケットの場合は、違法行為や相手とのトラブルに配慮して控える

といった点がある。

電子チケットのやり取り

コンビニ発券の場合は、出品側は発券番号を入力するだけでやり取りが完結する。

購入側への挨拶メッセージの入力など、メルカリなどのフリマアプリで想定される煩わしさは無い。

本人確認

チケジャムでは、出品者側には本人確認が求められ、氏名・性別・生年月日と本人確認書類の画像の提出の必要がある。売上の振込の際には、銀行口座の名義とこの書類の氏名の一致を確認するものだと推測される。

参考:チケット転売サイトでの本人確認の状況

住所や銀行口座情報が分かっていると、詐欺が発生した時に、警察に訴えるのがスムーズになる為このような予防処置を取っていると推察される。実際に、チケット詐欺を行った人間の銀行口座が差し押さえられている事例もあるので、詐欺対策としては有効である可能性が高い。

違法転売に関してのスタンス

「チケット不正転売禁止法」について」というページにて、違法行為があった場合の注意点が記載されており、同法が施工された2019年6月14日には下記のようなプレスリリースを発信している。

以下はプレスリリース本文の一部抜粋。

チケジャム[ticketjam] の語る「私たちの役割」

また、高額転売の話題の中で語られる事が少ないながら、チケットの売り切れが発生しない興行主の絶対数も多く、未来のエンタメ業界を担うイベントを育てるという観点も非常に大事です。発売と同時に完売するチケットは少なくなり、消費者はより公演の直前に購入する傾向に移行しており直前取引の仕組みも必要です。

これらを加味すると、チケジャム自体は、スタンスとしては、高額転売問題というよりは、流通が少ないチケットの動きを活性化する事を目標にしているように見える。

評価・評判・口コミ

チケジャムに関しては、ネット上での評価は想定しているより悪いものは少ない。逆に高評価も検索しきれない程あるわけでは無いので、ユーザー数の問題の可能性もある。ただ、アプリのDL数などを加味うすると、一定数以上利用しているユーザー数がいるので、かなり高評価を受けている可能性が高い。

以下は、ネット上の口コミのまとめ。

  • サマソニ行く予定でチケットも買ってたけど台風で新幹線止まることになって行けなくなっちゃって、前日に苦渋の決断でチケジャムで定価でチケ売ったんだけど売った相手がとても親切な髭男ファンで、この人に売ることが出来て良かったなって思えたのが救い
  • チケジャムで買ったのちゃんと届いた! 良かったー
  • 詐欺に遭ったのは可哀想だけど、そもそもチケジャムで売られてる時点で転売なんだよね。 それにチケジャムは詐欺多い印象。
  • チケジャムでさえも詐欺られるってやばいな

運営会社

チケジャムの最近の動き

2019年後半に入ってから、リセール・二次流通だけでなく、公式セール・一次流通も開始しており、「チケジャムダイレクト」として公式販売の役割を担っている。

  • BリーグB1所属「横浜ビー・コルセアーズ」
  • アイドルグループ「#f606 (エフロクゼロロク)」

と提携してチケット販売を実施している。

このような動きはチケットストリートでもあり、手数料構成・補償サービス・本人確認の手法等含めても、両者がかなり似た動きをしている。

2019年12月からTJマガジンをリリースし、チケジャム本体とはやや独立した形でメディアとして成立している。

会社概要

  • 法人名 : チケットジャム株式会社
  • 所在地 : 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-15-14 目黒FSDビル 7階
  • 資本金 : 10,000,000円[2018年10月1日時点]
  • 代表者 : 田中 和希

法人設立は平成30年7月となっている。

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チケフェス編集部です。チケットサイトの使い方、業界情報、関連ニュース、最新情報なども発信していきます。 Twitterは @ticketfes です。中の人の趣味が偏っており、時折、メロコアやジャズロックについての記事も書いています。
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